塾長からのメッセージ
塾長からのメッセージ
塾長あいさつ
志学会は、私教育の可能性を追求する場として平成4年9月に誕生しました。
可能性に満ちあふれた子供達が、自らの可能性に挑戦する志を抱いて学び、努力する場となるよう願いをこめて「志学会」と名付けました。
一人一人の子供達の個性と学力に合わせた指導、わかるまで、できるまで教える授業の実現が志学会の使命と考えています。志学会の学習意欲を育てるきめ細かな指導と学習姿勢を重視する真剣勝負の授業が、皆さんの学力向上を約束します。
志学会は明確な方針のもとに設立された学習塾です。勉強を通して努力の大切さを伝えること、そして自分の能力を最大限に発揮できる人間を育てることが志学会の目標です。そのためには、志学会の塾生として皆さんも真剣に努力する心を抱いて、勉強に取り組まなければなりません。
頑張る気持ちを先生と塾生の双方が持ってこそ、努力が学力に直結する理想的な教室ができるのです。
皆さんにはぜひ、努力を志す決意を持って入塾してもらいたい。
志学会の塾生として私達と努力を共にして輝かしい未来を築き上げていきましょう。
志学会塾長田巻 一総
志学会通信
「努力の習慣」を身につけよう
早いもので、塾の仕事に携わって43年になります。この間、数多くの生徒に関わらせていただきました。志学会を創る前、指導経験の浅い頃は人間は頭の良さで決まる部分が大きいと考えていたものです。ところが、指導した子供たちの高校入学後、中学の時に能力も高く成績も良かった生徒が、伸び悩んでいたり、それほど才能に恵まれていると思ってはいなかった生徒が大きく学力を伸ばしたりするのを目の当たりにして、持って生まれた能力よりも大切なものがあるのではないかと考えるようになりました。
高校入学後も伸びている生徒には共通点がありました。素直なこと、謙虚なこと、真剣なこと、感謝の気持ちが強いこと、根気強く我慢強いこと、丁寧なこと、思いやりがあること、気づく力があること、前向きに考えること、いつも明るく元気なこと、逃げたりごまかしたりしないこと…。一見、頭の良さとは関係なく思われるこのような性質を2つ3つ持っている生徒達が高校入試後も伸びていると感じました。その反面、中学までは優秀と思っていたのに伸びていない生徒の中には、頭の良さを「できない理由」「あきらめる理由」を探すことに使って、自分を欺き現実から逃げている生徒が多いことにも気づきました。10代の頃は何でも自分以外のせいにしたくなるものですが、本当はすべて自分に原因があるということに、いつ気づくことができるかによっても大差がついているように思います。伸びている生徒ほど、うまくいかないのは、自分のせいだと考え反省して、しかしくじけることなく次に向かっています。
指導した生徒が30歳を越えて、40歳50歳になっていくのを見ることで、人生において頭の良し悪しよりも人間の問題の方が、ずっと大切だと考えるようになりました。中でも人間としての力が生み出す「努力の習慣」が一番大事なように思います。この「努力の習慣」とは「常に最善を尽くす心の習慣」です。この習慣を身につけた生徒は、努力を続けている自分自身を信頼して、物事に対しています。テストに対してもこれ以上の準備はできないと思うほどの努力をして臨むので、心は落ち着いて、焦ることなく問題に取り組んで自分の持っている能力を発揮します。着実に伸びていくのは当然のことです。もちろんうまくいかないこともあるのですが、「努力の習慣」を持つ生徒には失敗も頑張る材料になっていることが分かります。
習慣は生まれつきのものではありません。自分の意志で誰でもいつからでも身につけることができます。自分がやるべきことを、一日の例外もなく必ずやり抜く日々を積み重ねることで生まれてくるものです。年齢を重ねるうちにこの習慣ができてくる人も多いのですが、中学・高校の段階で「努力の習慣」を身に着けることができた生徒の多くが充実した人生を歩んでいます。もちろん指導した生徒の中にはセンスやひらめきがあり、頭の回転が素晴らしく速い生徒も数多くいました。ただこの素質に恵まれた生徒たちの人生は非常に差が大きくて必ずしも全員が納得の人生になっているとは思えません。能力に頼るばかりで、人生を甘く見て努力することができない生徒は伸び悩んでいます。その点「努力の習慣」を持っていた生徒のほうがはるかに着実に能力を発揮する人生を送っています。
32年前の志学会創立の時から「努力の大切さを伝えたい」という言葉を掲げてきたのも、おぼろげながら努力を続ける価値を生徒たちに感じてもらいたいという思いがあったからです。それが今では「努力する習慣」を志学会生に身につけてもらうことこそが志学会の使命だと確信するようになりました。この習慣は誰でも平等に身につける機会は与えられています。そしてその習慣作りのキッカケを志学会は日々の指導の中で提供しています。ただ習慣の確立には心のパワーが必要で、自分一人では難しいものです。ですから日々の確認テスト・課題の勉強を積み重ね、反復の努力を続けることに志学会講師が関わり、励まし、共に歩むことで、学力を伸ばすだけでなく、志学会生に一生を貫く習慣を身につけてもらおうとしているのです。
人間の脳は一定レベルの実力をつけるまでは退屈に思える単純な基礎基本の繰り返しが絶対に必要なものです。この基礎基本を身につけるための反復学習を実現する指導システムが志学会の最大の特長です。志学会生が「努力の習慣」という一生の財産を手にして、飛躍することを心から願っています。
志学会通信2024年8月号より
確認テストの満点合格を続けよう
新学期がはじまりました。自分の周りの環境が大きく変わる新学期は、心を新たにして物事に取り組むには最高の時です。ぜひ新たな学習習慣作りに取り組んで下さい。毎日続けること、その積み重ねが皆さんの将来を決めていきます。「継続は力なり」です。
志学会生はまず、確認テストで満点合格を続けることに挑戦してください。学習指示書に従って反復練習をする確認テストにむけての勉強は誰にでもできるものです。そして満点合格を続けることができれば、半年後、1年後に皆さんの学力は飛躍的に伸びているはずです。ただし、続けるには学習習慣を確立しなければなりません。習慣作りのカギは習慣が身につくまでの期間、「なんとしても続ける」という強い気持ちで取り組むこと。習慣はできてしまえばあとは楽なのですが、確立するまでは大きなパワーが必要です。覚悟を決めて満点合格の習慣ができるまでやり抜いて下さい。
ガイダンスで伝えたように「誰でもできることを誰もできないくらい真剣に、全力で取り組むこと」が、皆さんの能力発揮につながります。「人生は習慣の織物」という言葉のとおり、習慣の差、日々のわずかな行動の差が1ヶ月、1年、2年と年月を経ることで大差となるのです。習慣が人生を決めていきます。小・中学生の皆さんが、毎日勉強する習慣を身につけることができれば、将来、人生の美しい織物が織り上がることでしょう。毎回の確認テストの満点合格に向けて、今こそ学習習慣を確立して下さい。
今年度志学会は「志学会生の皆さんがひとりの例外もなく学力が伸びる塾」となることに挑戦しています。志学会の創業の志は塾教育をとおして地域に貢献することです。志学会を選んできてくれた皆さんが志学会で学んで、学力を伸ばして、自信を胸に学校生活を送ること。そして行きたい高校・大学に進んで、社会に出て活躍することが志学会がめざす地域貢献なのです。皆さんの自ら学ぶ姿勢と志学会の指導が結びついてひとつになった時、全員の学力UPが実現できると私たちは考えています。私達は皆さんの学力UPの先にある夢実現のお手伝いをさせてもらえれば、こんなに嬉しいことはありません。
二〇二四年、志学会生の皆さんと共に私達も渾身の努力をして志学会創業の志を果たしたいと志学会は考えています。何事も最初が肝心。志学会生ひとりひとりが学習習慣を確立する4月にしましょう。
志学会通信2024年4月号より
志学会は基礎基本を徹底して学力を伸ばします
志学会は塾生のみなさんが、北見に居ながら都会の生徒に負けない学力を身につけて将来社会に出て活躍することを願って指導を続けています。その願いを実現するために、みなさんが努力した分、必ず学力の伸びにつながる学習指導を常に研究しています。特に今年度からは、みなさんに基礎基本を身につけてもらうことを徹底しています。そのためには学校の教科書を完全に理解したうえで、問題演習を積み重ねることが必要不可欠です。みなさんは確認テストの内容が大きく変わったことを感じていると思います。教科書内容をもれなく身につけてもらうために、覚える量も増えました。でもそれは学校の授業にも直結しているので、学校で教科書を勉強することで自然に反復学習ができて、飛躍的に学習効果が高まるものになっています。塾生のみなさんは確認テストの勉強時間を増やして、完全に覚え切って塾授業に臨んで下さい。又、チェックテストも教科書の理解中心の塾授業で説明・解説したことの中からのみの出題にしています。今まで以上に志学会の授業が教科書内容の完全習得につながるものになりました。このように教科書中心の基礎学力の養成に、主眼を置いた指導となったことを理解して志学会生のみなさんは塾の勉強に取り組んで下さい。もちろん英才・特進コース生は身につけた基礎基本をもとに、大学入試までを見据えた発展学習をしてもらいます。
志学会生の多く、そして4月入会生のほぼ全員が前期中間テストで得点・順位を伸ばしました。伸びたのは偶然ではなくて努力を重ねた結果だということにハッキリ気づいているでしょうか。この事実はみなさんには「努力すれば伸びる力がある」ということの証明です。自分の能力に自信を持って下さい。小・中学校の学習内容はみなさんが努力すれば必ず理解して身につけることができるものです。ただし努力を続けなければみなさんの持っている能力は発揮できません。志学会生は塾に通う生活リズムの中で、自立・自学の心がまえを確立して学習習慣を身につけることが学力を伸ばすカギとなります。確認テスト、チェックテストの小さな成功体験を重ねて大きな成長を遂げた志学会生を、私は沢山見てきました。「自分は、努力すればできる」という自信がその生徒達を変えました。能力の問題ではありません。学習習慣を身につけることで決まるのです。
私が塾の仕事を始めて最初に指導した生徒達は50代後半になりました。沢山の生徒を見てきた中で、社会に出て活躍しているのは、単に学習能力が高かった生徒ではなく、元気に、素直に努力することができた生徒、お家の人に対して感謝の気持ちが強くそれが努力の原動力になっていた生徒が多いということを今思い知らされています。又、日常の細かなこと、例えば、いつも相手の顔を見てハッキリとした声であいさつができる生徒、机の上の消しゴムのカスは捨ててから帰る生徒、帰るときは必ず机の下に椅子を入れていく生徒、靴は必ずかかとを揃えて置いて、履く時も静かに足元に置いてから履く生徒等々細かなことに気づいて、丁寧に行動できる生徒は安定した学力の伸びを示して、社会に出ても堅実な人生を歩んでいます。小中学生の時には、わからない部分で、学力も人生も決まっていくものです。みなさんが志学会で勉強することを通して、習慣の大切さにできるだけ早く気づいて着実に人生を歩んでもらいたいと、いつも願っています。
志学会通信2023年8月号より
志学会は、創立30周年を迎えます
志学会は今年創立30周年を迎えます。数多くの卒塾生・御父母の方々・地域の皆様のおかげでここまで来させて頂きました。本当にありがとうございます。
塾生のみんなに志高く学んでもらいたい。そう考えて塾名を志学会にしました。塾生みんなが、各々の持って生まれた能力を発揮して、学力を伸ばし、行きたい高校・大学に行って社会に出て活躍することを願って運営しています。
志学会の卒塾生も今や社会人となって、様々な職業に就いています。大人になった多数の卒塾生を見て思うのは、現在の活躍の度合いは、中学校の時のテストの順位そのままではないということです。順調に歩んでいる卒塾生もいれば、中学校の時の成績通りにはなっていない卒塾生もいます。
これは小学校や中学校1・2年生の勉強が「本人の心がまえ」以外の要素である程度決まる部分があるからだと思います。元々の記憶力や理解力が優れている場合、又は家庭が教育に熱心で子供の頃から学習機会を与えられていた場合等、本人の方はあまり勉強を意識していなくても一定レベルの学力は身についていることがあるものです。この生徒たちが中3から高校・大学と進む中で学力だけでなく生き方そのものにまでも差がついてしまった印象です。早い段階で「心がまえ」が大切なことに気づき決意して物事に取り組む生徒と、いつまでも与えられてきたことのありがたさに気づかずに漠然と時間を空費する生徒の間に大差がつくのは当然のことだと思います。
又、低学年の時は厳しい学力で自分に自信が持てなかった生徒の中にも中学の時に一大決心をして、努力を続け現在大活躍している卒塾生もいて、気づかされることがありました。それは人間、能力だけでは決まらないということ。そして、これまでの境遇も決意次第で大きく改善することができるということです。人間というものは「心がまえ」次第で良くなったり、ダメになったりするものだということを、私は志学会生に改めて教えてもらいました。
「学力は心がまえで決まる」という志学会の一大方針はここで決まりました。「学力」というより人生が決まると言ってもいいかもしれません。志学会生の皆さんにはぜひ「心がまえ」の大切さに気付いて欲しいと思います。
心を決めて行動する生徒には「甘えた心」がなくなります。例えば、朝は自分で起きる。ていねいな挨拶ができる。「ハイ」と返事ができる、履物を揃える。席を立つときにはイスを机の下に入れる。「勉強しなさい」と言われることがなくなる、等々心がまえは行動に現れます。困難からも逃げずに真正面からぶつかるようになります。こうなれば成長するに決まっています。今のみなさんはどうでしょうか。もちろん志学会生は確認テストに満点合格すること、集中して勉強に取り組むこと、等で「心がまえ」が常にハッキリ見えています。
志学会生には若い今こそ決意して「努力する習慣」を築いてもらいたい。志学会生のみなさんが御両親から授かった能力を遺憾なく発揮して人生を歩むことを願って私達はこれからも、心を込めて指導を続けます。
志学会通信2022年8月号より