志学会は、私教育の可能性を追求する場として平成4年9月に誕生しました。可能性に満ちあふれた子供達が、自らの可能性に挑戦する志を抱いて学び、努力する場となるよう願いをこめて「志学会」と名付けました。
一人一人の子供達の個性と学力に合わせた指導、わかるまで、できるまで教える授業の実現が志学会の使命と考えています。志学会の、学習意欲を育てるきめ細かな指導と学習姿勢を重視する真剣勝負の授業が、皆さんの学力向上を約束します。志学会は明確な方針のもとに設立された学習塾です。勉強を通して努力の大切さを伝えること、そして自分の能力を最大限に発揮できる人間を育てることが志学会の目標です。そのためには、志学会の塾生として皆さんも真剣に努力する心を抱いて、勉強に取り組まなければなりません。頑張る気持ちを先生と塾生の双方が持ってこそ、努力が学力に直結する理想的な教室ができるのです。皆さんにはぜひ、努力を志す決意を持って入塾してもらいたい。志学会の塾生として私達と努力を共にして輝かしい未来を築き上げていきましょう。

早いもので、北見で塾を始めて30年、志学会も平成4年9月の開校以来21年目を迎えています。塾は確かに成績をあげることが第一の役割ですが、本当に大切なのは子供達の人間としての成長であると考えて、指導を続けてきました。
 私は、塾というものは単に受験のテクニックを教え、知識を詰め込むだけのところではないと考えて子供達を教えてきたつもりです。「知識を身につけることだけが大切ではない」と強く感じるのは、多くの卒業生を大学生として、あるいは社会人として見つめるときです。彼等の人生は中学校の学力の順番とは大きく違っています。中学校のときの成績は今一つだったけれども、常に努力を惜しまなかった生徒は、社会に出て本当に生き生きと活躍しています。逆に成績が良くても、能力の高さだけを頼みとして頑張ろうとしなかった生徒は、大学生になっても、社会人になっても何か物足りない、輝きのない人生を送っていることが多く、残念に思うことがあります。これを思うと知識というものは人間の最大の要素ではないという事実をつきつけられる感じがします。教育において何が最も大切であるのか痛切に考えさせられてしまいます。
 よく言われることですが、坂本竜馬や西郷隆盛は、酸素と水素が化合して水になるということは知りませんでした。だからといって、彼等はダメな人間だという人はいないでしょう。今の中学生の常識を彼等が知らなくても、彼等が偉大な人物であることには変わりがありません。知識のあることが、人間の素晴らしさの重要な要素ではないということがよくわかります。
 それでは、子供達の成長にとって最も大切なことは何でしょう。人を育てるうえで私達大人が一番考えなければならないことは一体何でしょうか。 大人になってから社会で、自分の力を発揮して活躍している卒塾生には何かしら、子供なりに人間的魅力がありました。明るさ、元気さ、正直さ、素直さ、我慢強さ、努力する心、人に尽くす心、人に対する思いやり、勇気、父母への感謝。全てではないにしろ、今あげたいくつかをしっかりと持っていた子が、大人になっても自分の力をどんどん伸ばし、素晴らしい人生を送っています。人間としての「徳」といえば大袈裟(おおげさ)かもしれませんが、この人間的魅力が人生において最も大切なものであると思います。そして、私達民間教育機関は子供に対して、この最も大切なものを教え、しつけ、伝えていくことを第一としなければなりません。明るく、元気で素直な子供、努力することのできる子供、人に対しての思いやりがある子供、常に感謝の気持ちを忘れない子供、このような子供達が知識を学び、知性を持って成長して、日本の未来を作っていくのだと思います。
 私達大人は、どこまで真剣にこの問題を考えているのでしょう。家庭教育においても学校教育においても、まだまだ不充分なところがあるのではないでしょうか。子供達を育てるうえで、最も大切なことを教える「徳育」というものに対する考え方が現代社会において、薄れてきているような気がしてなりません。父母の方々も子供に知識がないことや、学校の成績が悪いことを嘆く前に、まず、「人間」として我が子をしっかり育てることを考えるべきです。私達大人が、人間としての大切な姿勢や習慣を子供の目の前で見せて、指導してきたかを思い起こしてほしいのです。私達が子供達をしっかりしつけ、育て、人間としての力をきたえる指導を行って、未来を担う子供達の持つ可能性を開花させてあげなければと思います。志学会の指導が北見の子供達の可能性開花の一助となれるよう、私達も日々研鑽を重ねてまいります。